2009年12月26日土曜日

教会に続く道





カサレスの教会から丘の上に向かって歩き始めてから、少したって振り返ってみると、道が二つに分かれているところにであった。

階段の上にある家が何か可愛く見えて、惹きつけられるものがあったので、ここでも1枚スケッチしてみた。階段をのぼって、続く道を辿っても、丘の上まで行けそうだ。

昔は、馬でこの道を荷物など運んだのだろうか。かなりな急坂をあえぎあえぎ人も馬も上がったに違いない。そんなことを想像させてくれるような不思議な雰囲気がそこにあった。冬の季節ではあったが、海が近いこともあって、それほど寒さを感じるほどではない。


新しい年を迎える一年の終わり。あの町は、今年も、同じような佇まいの中にあるだろうか。


30.Dec.2008  SM   マーメイド水彩紙  ペン  透明水彩

2009年12月21日月曜日

小さな村の教会


スペインを旅して訪れた小さな村。
小高い丘の上に白壁の軒を連ねて静かに佇む家々。村の中ほどにある教会の前で、スケッチしたのを思い出す。教会の前に続く石畳の道を丘の上までのぼってみた。


崖の下に続く丘の遥か遠くに、小さな集落がみえるだけ。ここいら一帯は起伏に富んだ地形のようだ。羊を放牧しているのか、あちこちに群れている。白壁の家々がくっつくように立ち並び、屋根を高さを辿っていくと、陸の起伏がよくわかる。
最近では、観光客が訪れるようになって駐車場にはバスの姿も。

風の音と時より空高く旋回する鳥の群れ、それ以外は何も無い。あの教会にも、もうクリスマスの飾りがつけられている頃だ。



制作 30.Dec.2008  SM   画材 ペン 透明水彩   取材地    カサレススペイン)



2009年12月18日金曜日

樹のある風景2



近くの公園に出かけて描いてきたものです。紅葉の時期でしたが、季節を少しさかのぼって描いてみました。
大きな公園の中をいろいろ歩きまわって、陽も傾き始め、ふと見上げると、それまで気づかなかった光景が見えてきました。 
逆光の中に見えるもの。陽の光を透して輝きを放つ木々の緑、順光では得られない色がそこにあります。同じ樹でも、見る方向を変えて見直してみると、全く別の世界がみえてきます。
そんなことは、絵画の世界では当たり前のこと、至極当然、何の目新しさもないようなものでしょう。しかし、「見れども見えず」という言葉の通り。今まで、おそらく何百回余りも見ていたであろう、そんな風景が、まったく新しいものに見えてくるということがあります。
歳をとっていくのも、そんなに悪いことではないかもしれません。絵を描くという目で、改めて身の回りを見渡していくとどこにでも、絵にできるものがありそうな感じがしています。

16.Nov.2009   F1    ダーマートグラフ   透明水彩

2009年12月6日日曜日

2009年12月5日土曜日


雨上がりの朝、小春日和というのは、こういう天気をいうのだろう。

天気に誘われて、出かけてみた。利用しようとした私鉄が、あいにくの事故で動いていない。かろうじて来た電車に乗り換えて、着いたのが「鷹の台」という駅。


近くを、東京の水道だった「玉川上水」が流れている。遊歩道を西に歩いていくと、雑木林があった。中に入ってみると、手付かずの自然が残っていて、百数十年前に戻ったような気持ちにさせられた。

近道になっているのか、時たま、人が行過ぎるが、あとは、静かな時間が流れていく。逆光に輝くケヤキの梢。落ち葉に影を落とす日差し。武蔵野の面影に浸りながら、雑木林を後にして、散歩を続ける。 





04.Dec.2009   SM   ミューズ SKETCH B5  レタリングペン  透明水彩

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